2013年04月07日
マルシン S&W M586
トイガンであれ実銃であれ、銃を趣味とする人がパイソンで所有欲を満たしてしまった後に、気になってしまうリボルバーと言えば、やはりM586じゃないかな・・・?
『 好きな 』ではなく、『 気になる 』・・・。
まして日本でトイガン、トリガーアクションの具合の悪さとかが死活問題になどなり得ない。要はカッコ良さだけなら、圧倒的にパイソン、なんだけど・・・。
持っていなかったんだよね、M586(笑)。
パイソンとほぼ同サイズのリボルバー、眺めて並べて持ち替えて、いろいろ比べたりするのも楽しそうだ、と思った訳だ♪
GUN趣味出戻り・15挺目、である(笑)。
パイソンの比較対象、と言っても、あっちは戦後辺りの設計で古さが否めないのに対し、このM586はとても近代的。′80年代にS&Wから発売された当時は正に『 最新タクティカル・リボルバー 』な位置付けだったんだろうね。
それにしても、見た目の最たる特徴でもあるフルレングス・ラグは『 パイソンのパクリ 』と言われても仕方ないかな・・・。まぁ、実銃業界での批評はどうか知らないけど、日本では人気が出た。
TVドラマ『 あぶない刑事 』で、館ひろし演ずる鷹山刑事のメイン・ウェポンとして、初めてこのM586を知った人も多いはずだ。
″ タカ ″ の長身に見劣りしない適度なゴツさ、パクリであろうと安定した射撃に有効なヘビー・バレル、スムーズなトリガーアクション・・・。正に実用一辺倒な素っ気なさは、逆に鷹山刑事のプロフェッショナビリティとワイルドネスに見事にマッチしていたと思う。
で、マルシンのM586。
これは確か2009年の夏に買ったモノ。木製グリップ付きでお買い得だったのが購入の決め手だった、と記憶している。
カタチ・作動感は文句無し! ″ チチバン ″ も見事だし、シングルアクション時のトリガープルがフェザータッチにもかかわらず確実な作動をする。 ″ チャキチャキ・シャッキリ ″ とした操作感は、ちょっとクセになるね♪
でもマルシンの悪い所は・・・、木製グリップ。→ なんかベニヤ材みたいな色・質で、銃本体に全く合っていない。これは速攻でラッカーニスを数色、重ね塗りして磨きまくって、自分好みに仕上げた。
それから、右側サイドプレートのロゴマークが本物通りに再現されていないのはどうしてなんだろう・・・? WAじゃあるまいし、S&Wの商標権なんて在ったっけ? とにかくマルシン・オリジナルの、トランプみたいなロゴマークは、・・・、だ。もしタナカワークスがM586をモデルアップしたら、この現状ではマルシンはひとたまりも無く喰われてしまいそう・・・。
パイソンと並べたら、さすがにちょっとカワイソウかな・・・(笑)。ちなみにこの写真のパイソンはプラグリップ。それでも色気ムンムンだ♪
なんだかんだ言ったけど、結構気に入っちゃったM586。
Ken-G. の場合、コルトはいつまでも愛でていたくなるけど、S&Wってオート/リボルバー問わず『 たまに箱から出して少し触ったら、飽きてまたすぐに箱に戻す 』のがほとんど。でもこのM586は何故か手に届く範囲に置いておきたい感じがするのだ。
グリップがKフレームだから、実銃グリップも豊富で Ken-G. も数種類持っているし、たまに着せ替えるのも面白い。
もっぱら現在は着脱がメンドーなホーグ製ラバーグリップを定着させっ放しだが・・・(笑)。